世界水産物連盟(Global Seafood Alliance、通称GSA)は責任ある水産物の発展のために活動する国際NGOです。世界中に責任のある水産物を提供することを目的に、養殖に関しては第三者認証であるBAP(Best Aquaculture Practices)認証を運営し、ステークホルダーと連携して環境負荷が少なく、社会的責任のある養殖サプライチェーンを確立します。
BAP認証は養殖水産物のふ化場、飼料工場、養殖場、加工工場を対象とし、その全ての段階において環境への責任、
動物福祉、食品安全、社会への責任を約束します。
生息地の保全、水質、廃水などの問題に対応した基準を遵守しています
疾病管理などの問題に対応した養殖業の最善慣行に従っています
禁止されている抗生物質やその他化学品を一切使用せず、全ての化学的処置を責任ある方法で実施しています
生産者や従業員の人権と安全が守られた労働環境の整備と運営を徹底しています
BAP認証は、養殖業におけるもっとも包括的で信頼性の高い認証プログラムです。その実証性は国際ベンチマーク機関により認定されています。 ・世界水産物持続可能性イニシアチブ(GSSI) ・世界食品安全イニシアチブ(GFSI) ・世界社会コンプライアンスプログラム(GSCP)
BAP認証は36の生産国と、世界中に消費国を持つグローバル認証です。
BAP認証は多くの魚種に対応します。現時点で認証取得魚種は29にも及びます。
BAP認証サーモンの世界生産量
BAP認証エビの世界生産量
BAP認証水産物の世界生産量
BAP認証の特徴は、養殖のサプライチェーンを段階を追って認証する点にあります。認証の対象となるのは「ふ化場、飼料工場、養殖場、加工工場」の4ヶ所で、養殖水産物の生産プロセスに関わる全てのプレーヤーを対象としています。これらの認証を取得した施設の組み合わせを星で表すシステムになっています。
最高レベルである4つ星製品は、その水産物が生産されるすべての生産段階においてBAP認証を取得している証です!
BAP認証エンドーサーとは、持続可能な養殖水産業の実現に向けて、BAP認証水産物を販売促進または購買支援する企業のことを言います。 ウォルマートを筆頭に、世界で150社以上のマーケットエンドーサーがBAP認証を支援しています。
エンドーサー企業は無料でBAPのロゴを使用することができます。
世界水産物連盟 日本マーケット担当
Kota Shibai
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